演奏会メイン曲「ダッタン人の踊り」のダッタン人は韃靼蕎麦の「ダッタン」とのとあるKさんの疑問についてすこし、見てみました。 ダッタンそばのダッタンとは、ダッタン人=タタール人から由来しているそうです。*1 中国の雲南省、四川省の山岳地帯の彝族という少数民族が栽培したのがルーツだとされているそうです。 ところで、ダッタン人の踊りの作曲者、ボロディン(1833-87)は、ロシア五人組の中でロシア的色彩の濃い作品を書いた作曲家です。彼は、音楽の方は副業で、本職は医大の有機化学の名教授となった科学者でした。 ダッタン人の踊りの歌劇「イーゴリ公」は、12世紀ロシア、イゴリー公が南方の草原地帯に現れた遊牧民族ポロビッツ人を討つために出陣し、善戦するが惨敗して捕虜ってしまう。その後、脱出に成功して再び故郷の土を踏むという愛国物語です。*2 その中で、東洋系のコンチャック・ハーンに捕らわれの身となっているロシアの英雄イーゴリ公が、コンチャック・ハーンの捕虜であるダッタン人達のダンスを観る場面での音楽が「ダッタン人の踊り」です。 その中に出てくる「ダッタン人」とは、「ボロビッツ人」のことで、…
ねむいので続きは後日
参考文献*1
*2
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